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武術のヒント

入門誓願

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いまどきは、武道というカテゴリーもあやふやになって、趣味だか修行だか判然としない人も多い。

修行という見方をすれば、そこに厳然としたものがあるのだが、会費を払い「出来るだけ稽古に行く」というお客さんみたいな人もいる

お客さんが修行するというのもおかしな話で、いわゆるぬるま湯の稽古になりがちだ・


私は、入門希望者に1ヶ月の体験期間を設け、その間に道場のポリシーを感じてもらい、そして両者が納得してから「入門誓願」を提出してもらっていた。

なんとなく集まった人たちが、なんと言うことも無く居合抜刀の練習をする道場ではない。

昔の記事があったので再掲しておく

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入門誓願



入門誓願とは、武術で入門時、弟子となる人が血判を押して差し出した契約書

今でも私の道場では、しきたりを残して、書いてもっらている。

もっとも、今は捺印でいいことになっているが。

この中には、流儀の掟を守るとか、秘密を口外しないとか書いてある。

差し出す方は、約束を守るだけでいいのだが、またその時点ではそんな風習ぐらいの認識だ。

受け取る方が、実は大変。 入門者を一人前に育てる責任が出来てくる

私の流儀は現在22代目の御宗家がいて約400年の歴史がある。その伝統を確かに

伝えなければならない。先生の先生そのまた先生と、思いを致せば

どれだけの先人が、辛酸を乗り越え、真摯に流儀を伝えて来られたのか、400年は長い時間だ。

その最後尾に今の私がいて、縁あって入門する人の指導に当たる、襟を正さずには居られない

私の師匠が、80歳の頃、誰よりも早く、道場に立ち、最後に退出されていたお姿を思い出す

しかも、京都の宇治から、電車で和泉市まで片道2時間をかけて来られていた、稽古が終わって

ご自宅に着かれるのは、深夜だとのお話しだった。

このような明治最後の武道家の薫陶を受けた自分が
 
恩返しをするのは、やはり、武道の伝承をしっかりすることであろうと思う。

400年前に書かれた入門誓願 幾人の先人が守って伝えてきたのか

静かに端座して私に差し出された私の弟子のそれを読む、

これを護持することが、未来に渡る約束の継承で、

連綿と続いた武士たちの系譜の、1齣になりきる事であろう

弟子たちのうち誰かが、また、それを伝えてくれるのを期待しながら

薄い紙を丹念に積み重ねるような修行が続く。
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